吐露

思い出ぽつぽつ

無題

 

 

 

2020年7月1日、きみはもういない。

 

 

それは突然やってきて

とても儚く呆気なかったです。

今でも夢なんじゃないかと思ってしまいたい気持ちが邪魔をするけれど、Twitterを眺めているとそれは確かで、現実だと気付かされています。

 

 

誰も悪くない。

未来は明るい、はず。

 

なんだけどね。

 

ただのいちオタクの私にぐずる資格なんてないと思うし、申し訳ないのだけれどすぐには祝福ムードにはなれなくて、なんだか空っぽで、たぶんまだ整理できてないのだと思います。こういうときは文字に起こして自己満の自分語りをして気持ちを整理して愛を再確認するにつきます。

 

という訳で はてブを開いて今に至ります。

 

▽▲

 

私にとって 白鳥白鳥 って、

理想とするアイドルそのものだったのだと思います。

正直な話、そもそも私はアイドルというジャンルにハマるのを避けていた人間でした。二次元をすきだった頃もありましたし、バンドをすきだったこともありました。前ほどではないですが今でも好きですけどね。俳優を知り、五次元アイドル応援プロジェクトだなんていう二次元プラス三次元の融合の夢のコンテンツにハマったこともあり、アイドルにハマる気配は少しあったと思います。ハマったら抜けられないというのが想像できていたからでしょうか。キラキラが眩しすぎて自分なんかがその世界に足を踏み込んでいいのか、と思っていたからでしょうか。自分でも真相はハッキリわからないのですが。一線引いてアイドルのオタクをしている友達たちをみていました。

 

 

そこを覆してきたのが

二丁目の魁カミングアウト でした。

 

 

去年の夏頃でしょうか。

アイドルの文化はサラサラわからなかったのですが今思うとTIFが終わったあとの頃だったんでしょうね。今までバンドも俳優もわたしが追いかけて一緒にオタクをしていた戦友が突然出逢ったようで、ストーリーで布教をするんです。あれが全ての始まりだったなあ。青の子顔がいいなあって思って、こんだけ布教してるんだからどんなもんなのだろうと興味をもち、はじめてMVをみたのはたぶんやめすこだったと思います。自然と涙が大量に溢れて心がスっって綺麗になっていく感覚がしました。なんて素敵な歌詞を書く人なんだろう、なんて素敵な歌を歌う人達なんだろう、なんてあたたかいグループなのだろう、と衝撃を受けたのを覚えています。

 


病める時も 健やかなる時も[music video] / 二丁目の魁カミングアウト

 

" 一人(君)はみんなのため

みんなは一人(君)のため

それよりもまず自分のために

ねえ生きてみませんか?

悩んでみませんか?

自分なりの答えを見つけて そしていつか "

 

当時は社会人1年目、仕事は楽しいけど物理的にしんどくて、なかなかプライベートとの両立もできていなくてオタクを辞めようと思っていた時期だと思います。自分何やってるんだろうと悩むことも多々ある中で、ゲイと表明している4人がとてもいい表情で強く歌っていて、その姿に勇気をもらったのか心は掴まれていました。そこからはオタク経験伊達につんでおりませんので曲を漁りツイートを漁り記事を漁りとにかく自ら調べました。

ただ、現場にはなかなか足を運べずでした。仕事を言い訳にしたり、前述したようにアイドルの文化は何もわからずで少し怖いなと壁を感じていたりでした。けれどそれでおしまいでは無いのが私です。実際に自分の目でみないと何も言えないですし、何より気分屋フッ軽ですから。

 

そこではじめて足を運んだのは9月1日の横浜でした。

 

いやあ、遠かった!笑

たまたま休みが被り、たまたま現場があったのですからそれは行ってみよう、と戦友とともに遠足でした。戦友からはたぶん白ちゃんさん好きそうと言われており、どんなもんなのだろうと自然と白鳥さんを目で追っていましたが、それはもう好きでしたね。所作と歌声、喋ると独自の世界観が広がっていて、何より芯があるところ。目を奪われて一瞬で虜になりました。ほら言わんこっちゃない。現場に行かなきゃ何もわからない。この日は確かマイノリティーサイレンがセトリに組み込まれていた記憶があるのですが、それがまた歌詞にやられていた気がします。カエルもやってたね。何もわからずでとりあえずしゃがんで屈伸運動してたなあ。笑 特典会で最初に話しかけてくれたのも白鳥さんで、普段は4人で活動してます って言ってくれたのも嬉しくて。あの日撮ったはじめてのツーショの私、すごくいい顔してました。手の行き場とか分からなかったからぎこちないけど。笑

 

こうしてアイドルの現場に初めて行ったわけでしたが、アイドルとオタクの関係って尊い、みんな楽しそうで自由で素敵だな、すごく元気を貰える、私もこのグループの行く先をみていきたいと思い、通うことになったのでした。

 

そこからは仕事と体力が許す限りはなるべく会いに行きました。会わなきゃやってられない体になっていたんですけどね。お金も後悔しないように自分なりにつかいました。特典会では緊張してしまってなかなか思うように話せなかったけれど、愛は伝えられるようにしていたはずです。私なりに少しずつ距離を縮めていって、思い出が増えていって、あの声で名前を呼ばれる度に自分が好きになっていきました。大切な曲も増えていったなあ。上手くいかなくて落ち込んだ自分を奮い立たせるときには鶴亀きいてました。鶴亀のはくちゃんをともだちに褒められると自分が嬉しかったし見る度に好きが更新されていました。テンションあげたい時はマイサイ、バグズ はマストでした。

 

 

鶴は千年 亀は万年 僕の数年

鶴は千年 亀は万年 僕の数年

  • 二丁目の魁カミングアウト
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

某ウイルスにより現場はなくなり、供給も減っていき、思いは募る一方なのに会えないもどかしさでどうにかなりそうな中でも仕事はあって生活は進んでいきました。そんな自粛期間中は今までアイドルを避けていた自分が嘘かと疑いたくなるくらい180度人が変わり、正直なところ癒しはジャニーズから摂取するようになっていきました。

こんなことここで言わなくてもいいじゃん、と思うけれど、川島如恵留さんがブログで言っていた言葉がとても響いて自分の中に深く残って、さらに白鳥さんを好きになるきっかけになったので大事な通過点として記しています。

 

 

 

そこには如恵留さんの言葉で、アイドルには様々な種類があると思う、というようなことが記されていました。

貴方が応援している【アイドル】と

そのアイドルが思う【アイドル】が

完全に一致しているとは限らないところがじれったい

ってのにまた心の中の私が雄叫びあげてましたね。

ハッとさせられました。

 

 

 

私が好きで応援している 白鳥白鳥 は、王道のアイドルで、その 白鳥白鳥 自身が白鳥白鳥のある意味TOで、そこがたまらなく好きでした。確かに私の解釈と白鳥白鳥の中の人の解釈が完全に一致していたとは思えないけれど、限りなく近くてそこが安心して推せていた要因でもあったし、ずっとずっと好きなのだと思う1番の理由でもありました。

なので、今回の突然の発表、嫌とかではなかったです。むしろわかる気がしました。少し嘘になりますけどね。自らが白鳥白鳥を終わらせようとしてくれて、続けてくれよとも思ったけれど理想の白鳥白鳥でなくなってしまうのならそれは違うなとも思いますし。まあ、あまりにも突然であっという間に終わってしまったのでそこはもう少し時間をくれとは思いました。ツイートが消えていったのも、悲しかったです。無かったことにはされたくないです。思い出が確かにあって、あなたにであって私は変わっているのだから。

 

 

あのね。

 

 

白鳥白鳥が紡ぐ言葉がすきでした。

白鳥白鳥の歌声がすきでした。

白鳥白鳥の笑った顔や困った顔、

たくさんの表情がすきでした。

その他、いっぱい、いっぱい、すきです。

 

どうか、幸せになって欲しいです。

 

白鳥白鳥を守ってくれてありがとう。

 

 

 

白鳥白鳥の強さは、間違いなくあなたが作ってくれたものなんだよね、あなたは強い。どうか明るい未来へと繋がっていること、願っています。

 

 

 

わたしは、暫くは白鳥白鳥の面影を探してしまうと思います。これからも二丁魁の曲をきいて元気を貰うと思います。

 

 

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2020年6月30日、了。

 

短い間でしたが、ありがとうございました!

幸せになろうね。

だいすきです。